ポルトガルの国際的なデザインアワード「LOOP Design Awards 2025」のインテリア部門で、独自のデザインとその背景にある理念が高く評価され、アワードを受賞をした山手迎賓館(横浜)のチャペル。 その魅力を紹介します。
横浜・山手の街の文化や歴史からインスピレーションを受け、洗練されたデザインへとリニューアルを遂げたチャペル。細部にまでこだわりが光るステージが感動的なセレモニーを演出します。教会式、人前式、親誓式(しんせいしき)から好みのスタイルを選んで。
歴史とトレンドを大切にしたチャペルは、天井高7m、バージンロードは約10mと開放的。新婦が一歩ずつ歩みを進めるたびに光が揺らめき、天窓からは山手の空と心地よい風を感じられます。
港町らしく帆をイメージした曲面天井と、木々の重なりから創り出される滑らかな曲線が美しい壁面。木の香りに包まれ、落ち着きのあるセレモニーに。
祭壇や壁面には、「ブラフ積み」と言う山手の街並みに多く見られる石積み工法でレンガを模したデザインを施し、より一層横浜らしさを感じられます。バージンロードや椅子には、建て替え時の廃材を再利用しサステナブルも意識。デザイン性と環境配慮を両立し、今だけでなく未来へとつながる空間へ。
地域の歴史や文化、街並みを空間に重ね合わせた点が国際的に高く評価され、アワードを受賞した山手迎賓館(横浜)のチャペル。実際にチャペルに足を踏み入れ挙式体験ができるブライダルフェアも開催しているので、ぜひチェックしてみて。
ポルトガルに拠点を置くLOOP社により2019年に設立された国際的なデザインアワード。建築、インテリアデザイン、ランドスケープデザイン、プロダクトデザイン、建築写真、建築動画、コンセプトデザイン、グラフィックデザイン、エンジニアリングの9部門で構成されている。2025年は過去最多の作品が49カ国から集まりました。