Sさん&Mさん
挙式会場名
披露宴会場名
挙式日
挙式スタイル
招待人数
「結婚式では主役になりたい!お姫様のように輝きたい!」 その願いを胸に、毎回の打合せを心から楽しんでくださった新婦様。対する新郎様は、少し照れ屋でロマンチックな演出は得意ではないものの、「彼女の夢なら全部応えたい」と、静かに寄り添ってらっしゃいました。お仕事の合間を縫っての準備は楽ではありませんでしたが、回を重ねるごとに新郎様の結婚式への想いが深まっていくのが伝わってきました。 ドレス選びでは、新婦様が時間をかけて選んだ最新の韓国ドレスがまさにプリンセスそのもの。その裏で新郎様は、彼女のためだけに用意した花束サプライズが静かに進んでいたのです。
挙式が始まる少し前、ふたりはゲストに向けて“感謝”と“今日への想い”を直接アナウンス。さらに、親御様へのエスコートやベールダウン、ジャケットセレモニーの依頼も、この瞬間までそっと秘密にしていました。「自分たちの口で伝えたい」という想いから選んだサプライズに、親御様は驚きながらも涙をこらえ、誇らしげにお役目を務めてくださいました。 バージンロードは“人生の歩み”を表すもの――入場時にはご友人が思い出の写真を掲げ、新婦様の足元に優しい記憶が並びます。写真を見つめながら歩く親御様の表情には、当時の空気が鮮やかによみがえったよう。会場全体が息をのむほど美しく、温かく、忘れられない入場シーン となりました。
披露宴が始まると、新婦様はご自身のスマホ片手に、ゲストとの写真や動画を次々と撮影。おひらき後、その映像を見せていただくと、どのカットにも満面の笑顔があふれ、ふたりを心から祝福する温かな空気が伝わってきました。 中盤に行われた“ゲスト全員参加の格付けチェック”では、親族もご友人も職場の上司も、みんなが驚くほど真剣。会場全体が一体となって盛り上がる、最高に賑やかな時間に。 そして退場時には、ふたりが出会ったアルバイト先でいつも流れていた思い出の曲、玉置浩二の「田園」を大合唱。会場中が声を合わせたあの瞬間、まるで全員の心がひとつになったような感動が広がりました 。
披露宴では、小さな頃からの友人も、大人になって出会ったバイト仲間も集まり、それぞれが知っている“ふたりの時代”がちがうからこそ、演出にはたくさんの工夫が込められていました。バージンロードに並んだ幼少期の写真や、出会いのきっかけとなったバイト先の上司からのスピーチなど、ふたりの物語が自然と立ち上がるような瞬間が次々と訪れます。ゲストが「こんな時代もあったんだ」と新しい発見をしているような表情がとても印象的でした。 そしてラストは、披露宴退場時に流れた思い出の曲・玉置浩二「田園」の大合唱。会場中が声を合わせたあの時間は、まさに“全員がひとつになった”特別な瞬間。新郎新婦様とゲストの距離がぐっと近づき、ふたり自身も心から楽しそうに盛り上がっていた姿が、何より温かくて印象的でした。